もともと魚の流通が不便だった時代に、
夏の料理法として誕生した「鱧落とし」
小骨が多い鱧は骨切りの技術が必要です。
新鮮な鱧の皮を残して丁寧に骨切りし、沸騰前の湯に
落とすと身がふっくらと花が開いたようになります。
サッと湯を切り冷水につけ水気を切って、
あしらいを添え涼しげに盛り付けます。
七月七日は『七夕』。七夕行事は
中国の『星伝説』と『乞巧奠』(きこうでん)に
日本の『祓え』(はらえ)の神事が習合し今日に
伝わっています。鏡型の供台には乞巧奠の盛り物です。
男子は学問の上達(筆・紙)を、女子は針仕事(針七本)・
芸事(琴柱)の上達を願います。糸枠と絹糸には機を織る
棚機津女(たなはたつめ)の姿をたくします。
どちらも輝く星に想いを寄せる室礼です。
毎日のお惣菜やお弁当の他、
おばんざいや珍味・出汁など
ご贈答品としてもお使いいただける品々から
おせち料理や花見御膳・季節の鍋ものまで。
高級料亭の味をご家庭で楽しんでいただくことを
目指しています。