二四節気「大雪」

大雪とは
全国的に強い寒気がとどまるようになり冬将軍の到来を感じられる季節となってまいりました。
12月7日~12月21日頃までの時期を24節気での「大雪(たいせつ)」といいます。
北海道や本州の日本海側などの豪雪地帯では、本格的な降雪が見られます。
また、「煤払い」や「松迎え」など、お正月の準備を始める時期でもあります。
事納め
「事」が神様の「事」なのか人の「事」かの違いにより12月8日と2月8日のいわゆる事の八日が
事始めであるのか事納めであるのか変わってきます。
人の「事」を意味する場合、農作業の流れを汲むため2月8日が事始め、12月8日は事納めとなります。
事の八日にはこんにゃくや豆腐を田楽にしたり、けんちん汁などを食べる習慣が伝わります。
この時期、京都の寺院では「大根焚き」で諸病除けを祈願するところもあります。
大寒の京都の行事をご紹介します
鳴滝の大根焚き
浄土真宗の開祖、親鸞聖人の遺徳を偲ぶ京都市左京区の了徳寺で行われる行事です。
親鸞聖人がこの地で阿弥陀仏の教えを説いた際、それに心を打たれた村民が大根を塩煮にして
もてなしたという故事にちなんでいるそうです。
大根焚きは京都の師走の風物詩であり、了徳寺以外にも京都各地の寺院でも行われます。
この時期おすすめの料理
聖護院大根と京揚げのたいたん

ほんのりと甘みのある聖護院大根は京都の伝統野菜。
煮ると旨味や出汁を吸収しながらも煮くずれしにくく、冬の味覚として重宝されています。
柔らかく煮含めた聖護院大根と揚げの旨みがジュワーとお口いっぱいに広がる一品です。