京洛四季歴

二四節気「春分」

春分とは

気温も上がり、ようやくうららかな陽気に心躍る季節となってまいりました。
桜のつぼみも膨らんで本格的な春の訪れを告げています。
今年は3月21日が春分の日。国民の祝日でもあるこの日から4月4日頃までが
季節の指標として使われる二十四節気の一つ「春分」で、春の中間に当たります。             
もともと、この時期はお彼岸で先祖を供養する日でもあります。
春分の3日前から7日間を春の彼岸としますので春の彼岸の中日とも言います。
昼と夜の長さがほぼ等しく、この日を境に昼が長くなっていき本格的な春の訪れを感じられます。

行事食

牡丹餅

お彼岸のお供え物として春分の日には「牡丹餅(ぼたもち)」を食べる習慣があります。
お彼岸の季節の植物に由来しており春は牡丹の花で「牡丹餅」、秋には萩の花で「おはぎ」になります。
小豆の赤は邪気を払ってくれるという言い伝えがあり、春には収穫を願い秋には実りに感謝するための捧げものです。

春分の京都の行事をご紹介します

はねず踊

3月の最終日曜日に随心院で行われる「はねず踊」。
平安時代、小野小町のもとへ通った深草少将の逸話にちなみ始まった行事です。
小野小町や深草少将に扮した少女たちは紅梅の枝をさした花笠を被り、道歌にあわせ華やかな踊りを披露します。
「はねず」とは薄紅の梅の色。随心院には梅林があり踊りはこの林に設けられた舞台で行われます。
人々は新たな季節の花を愛でつつ、春のひとときを過ごします。

この時期おすすめのお料理

天然鯛の桜蒸し

道明寺と桜葉の香りに包まれ、ふっくらと蒸しあがった鯛の身から立ち上がる桜の香ばしい香り。
ほろりとくずれる食感は京都の春そのものです。
深めの器に盛り、出汁のきいたくず餡とともにあつあつにしてお召し上がりください。

京都山城筍の若竹茶碗蒸し

筍の香りとシャキッとした歯ごたえ、シンプルな卵地と出汁の絶妙な取り合わせの茶碗蒸しです。
有田焼の器に椎茸・丹波鶏・銀杏と卵地を流し、ふっくらと蒸しあげ
香しい京筍・鳴門若芽に花麩と木の芽を添えて春満載。
滑らかな味わいと上品な香りで不意のお客様のおもてなしにも喜ばれる一品です。

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