京洛四季暦

「お中元」についてとおすすめ商品のご紹介

贈り物に託す、夏のご挨拶

梅雨が明け、本格的な夏の訪れを感じるこれからの時期になると、お中元の準備を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
世の中が便利になり、人やモノの行き来がずっと簡単になった現代でも、夏が来るたびに大切な方へ特別なご挨拶をしたいと感じるのは人と人とのつながりを重んじる、いつの時代も変わらない日本人らしい優しい心が息づいているからかもしれません。美濃吉でも、そんな日本人の心に寄り添うような季節を感じる京料理をお届けしています。

涼やかに、季節感を伝える夏の便り

お中元の起源は中国の道教行事で、中元(陰暦7月15日)の日に神様へ供物を捧げる風習にあるといわれています。これが日本に伝わってお盆の風習と結びつき、やがて日頃お世話になっている方へ感謝を伝える夏のご挨拶となりました。

今では、この風習は離れて暮らすご家族や、仕事でお世話になった方に普段はなかなか言葉にできない「ありがとう」の気持ちや、夏の暑い時期に相手の健康を気遣う「どうぞお身体を大切に」という気持ちを届けるものとして定着していますね。

こうした経緯から、夏の贈り物には食品が選ばれることが多いもの。
美濃吉でも、この贈り物にふさわしい料理をお作りしています。この時私たちが大切にしていることは、お料理に「季節感」と「京料理らしい涼感」、そして「格式」を込めるということ。「京料理・懐石に端を発する美濃吉ならではの風流さ、季節の趣を感じるお料理をお届けする」ことを追求しながら、私たちは一品一品丁寧にお料理をお作りしています。

また近年では冷蔵・冷凍の技術も発達し、これまでは難しかった鮮度が重視される食材や、冷やしていただくお料理も、遠くの方へお届けできるようになっています。

以下では、こうした伝統に現代の技術を乗せて、より多くの方に満足していただけるよう工夫した美濃吉のお料理をご紹介してまいります。

美濃吉が手がける夏の歳時記

器の上に季節を表現することは京料理の大切な役割です。
そのため美濃吉では「今、この季節だからこそ味わっていただきたいもの」を厳選してご紹介しています。

画像:鱧のしゃぶしゃぶイメージ

ひとつ目は京都人がこよなく愛する夏の旬魚、鱧のしゃぶしゃぶ。
急速に冷凍した鱧は、解凍後も獲れたてのような鮮度を保っています。丁寧に骨切りした鱧と九条ネギをはじめとしたお野菜を丁寧に引いた出汁に泳がせていただく、京都らしい一品。出汁に潜らせると鱧の身がさっと花のように開く様子も楽しいお料理です。

画像:涼風寄せ詰合せイメージ

続いては、旬の魚介と滋味豊かな夏野菜を涼やかなゼリーで包んだ、涼風寄せ。
鱧や穴子などとともに、旬を迎えるグリーンピースやオクラ・茄子を合わせて、出汁の効いたゼリーで寄せました。冷やしていただきますと、ほてった体に優しい出汁の旨み、素直な食材の風味とともに、なんとも夏らしい涼感ある一品です。

画像:鰻の飯蒸しと鱧と梅肉の飯蒸しイメージ

蒸し暑く食の細りがちな夏は、少量でバラエティ豊かなお料理が嬉しいもの。
うなぎと鱧を乗せて蒸し上げた、冷凍の小さな飯蒸しは美濃吉自慢の一品。食欲のない時にさっと解凍して手軽につまむ夏のお食事や夜食にぴったりです。

画像:わらび餅イメージ

京都の食文化を伝える夏らしい涼菓の代表、わらび餅も手土産として人気の高いお菓子です。本蕨のわらび粉を丁寧に練り上げて作るわらび餅は、もっちりとした歯応えを感じるとすぐ、舌の上でトロリと溶け爽やかな甘味を残して喉へと流れていきます。風味豊かな黒糖と香り高い抹茶の2つの上品な味わいは、甘いもの好きな方、和のスウィーツ好きの方にきっとお喜びいただけるはず。
※こちらの商品は現在一部店舗のみの販売となっております。ご了承ください。

これからの夏の日差しが照りつける季節のご挨拶は、嬉しさと共に、涼風のよう受け取られる方の心に染み渡っていくもの。
今年は、大事な方に健やかな夏の日々が訪れることを、また食卓に笑顔の輪が広がることを願って、美味しい贈り物を選んでみませんか?

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